子供はなぜシモネタが好きなのだろうか
先週の話ですが、スーパーのレジで並んでいたら放送禁止用語を連呼している男の子がいた。
どうやら、プリンを買ってもらえなかった腹いせに大人が嫌がるであろう言葉を叫び、自己の不満を表現しているようだった。
母親は慣れているのか、「はいはい。もういい加減に静かにしてね(怒)」と溜息混じりになだめていた。
私に、出来るだろうか。
スーパーに響き渡る声で
「ち○こ!ち○こ!ち○こ!!」
と叫ぶ子供を止めることが。
うちの子はまだ喋らないので汚れのない天使のようですが、きっとそのうちいろいろな言葉を覚えていくのだろう。
でも、女の子だから大丈夫かな?
きっと女の子はぬいぐるみやキラキラビーズやお人形にまみれて穢れなく育つに違いないわ。
そう思っていた。
その次の日に実家に帰る用があったので、ついでに実家にある私物を処分しようと昔封印した思い出箱(ただダンボールに子供の頃のおもちゃとか落書きとかを詰めてあっただけ)のふたを開けてみた。
なつかしい!
昔大好きだったお人形や、そのお人形のために自分で作った洋服、枚数の足りないカードゲーム、溶けかかったプラスチックのアクセサリー、お絵かき帳、色とりどりの消しゴム、ビーズ等の女子のらしいものがたくさん出てきた。
やっぱり、女の子はシモネタとは無縁なのね。うふふ。
だが、その希望はすぐに自らの黒歴史によって打ち砕かれたのであった。
お絵かき帳をみると、お姫様の絵や動物の絵に紛れて、昔描いたであろうマンガが出てきた。
主人公は小学生の男の子のようだ。
その主人公はどうやらお腹を壊しているようで、下痢を漏らしているような描写がある。
........なんだこれは。
全然描いた覚えないんだけど。。
マンガの内容はとにかく汚い。
道を歩けば犬の糞を踏むし、犬の糞を掴んだその手でドーナツを食べる描写まである。しかも、ご丁寧にやじるしマークで主人公の手を指し、「←てをあらっていない」とまで書いてある。
最終的に主人公は盛大に下痢を学校の教室のど真ん中で大放出してスッキリしてめでたしめでたし、というお話のようだ。
意味がわからん。
が、間違いなく、これは私が小学校低学年の時に描いたものだ。
憶えてないけど!
もし自分の子供が汚い言葉を叫んだら、私には怒れる資格が無いのでそっと優しく抱きしめてあげることにしよう。
きっと子供も気味が悪くなって叫ぶのをやめるに違いない。たぶん。